2023/12/19 12:13



なんか急に寒くなって、色んな所で雪降ってるらしいですね。
「寒い」っていうキーワードだけが頭に擦り込まれて昨日は腹巻きにマフラー&レッグウォーマー&アームウォーマーして完全防寒して自転車こいでたら汗だくになりました。いや。寒かったんだよ。


話は変わって今日は買い物する時のテンションの話。

随分前にお気に入りのマグカップを割ってしまったんです。多分1年ぐらい前に。
マグカップって自分専用の物だから、気に入ったのが欲しいなと思って色々探してみたんですが…

まーーー探すと無いよね。

大きさ・形・柄。これっ!てゆーのがまぁ無い。本当に。
同じ物はまだ販売してたんですが、5,6年使ってたしそろそろ新しい出会いが欲しかったので、同じのもなーって気持ちで買う気になれず、なぜかこの1年間計量カップをマグ代わりに使ってました。

他の人からしたら『マグカップなんて何でもいーじゃん100均一でも売ってるよ?』って思うかもしれない。
別に100均一でも気に入ったのがあれば、もちろんそれでいいのだけれど、気に入らないものは買いたくないのです。とりあえずとか、間に合わせでも。
なぜかマグカップに関しては、そんな意固地な考え方にかたよってしまってたこの1年。

最初は、もーーーーマグが欲しくて欲しくて、ネットで探したり、雑貨屋さんに行ったり、ニトリに行ったり、陶器市に行ったり…
でも3ヶ月も経てば無いのが当たり前の生活になってるから、計量カップの方が便利かもしれない!と変な感覚が生まれイマココ状態。

20代のお金が無かった1人暮らしの貧乏時代。今思えばミニマリストのはしりだったかもしれない。

"無いなら無いで無い人生"をキャッチコピーに、余計な物は欲しがらない。手持ちのコマで何とかする!っていうのをゲーム感覚で楽しんで暮らしてたのが板に付いてるのか、今でも便利グッズとか時短アイテムとかにはあまり興味が湧かない。ソレなりに便利なんだろうけど事足りてるかなみたいな。


ほんで、すっかり計量カップがMy mugに落ち着いてきた頃、先日たまたま野外イベントのマルシェで見つけたこの子たち。
完全に一目惚れのロックオン状態で、気づいたら手にとってました。

めっっちゃ可愛くない?めっちゃ可愛いよね。

大きめボディーなのに繊細な模様。何ならこの1年で市場のマグカップは全部見たんじゃ無いかなって言うぐらいマグカップを見てきて、日本ではあんまり見ないデザインだなと思ってたら、店主の方が『カナダに買い付けに行ったときに見つけたやつなんです。可愛いですよね』と話しかけてきた。
そしてこう付け加えてきた。

『ソレ夏の売れ残りなんですよ。柄も揃ってないし、冬はガラス食器が売れにくいです。』

もぅ出逢うべくして出逢った感しかアタシには感じられず店主に話しかけた。

『今めっちゃ紅茶にハマっていて、これで飲んだら美味しさ100倍になりそう!』

すると店主はこう返してした

『ごめんなさい。それ耐熱じゃ無いんです。』

耐熱じゃない…

でも、もう出逢ってしまった。
100パービジュアルメインやけど、クソ寒いマルシェの青空の下で手袋外して手に持ってる。
何ならもぅ財布出しかかってる。

耐熱じゃ無いって言葉が頭の中をF1レーサー並にフォーンフォーンって飛び交ってる。

店主は続けた
『ソレ可愛くて私も持ってるんですけど、ウチではサラダとか用にしてます。』

サラダかぁー。もちろんサラダ入れても絶対可愛い。無駄に広がるロメインレタスも難なく入れられる容量お待ち。どうしよう。でもコレで紅茶飲みたい。
レモンスライス浮かべてみたい。ドライフルーツとかも入れてみたい。
でも耐熱じゃない。

でも出逢ってしまった。
今買わない未来を想像してみる。
絶対後悔する。
多分半年はこの出会いを忘れられずに山﨑まさよしばりにone more timeを繰り返す事しか思い浮かばないよな。そぅ思った瞬間に心は決まった。

『これください。』

コレを一目惚れと言わずして何と言おうとか…

耐熱じゃ無いから、ぬるい紅茶を入れました。

やっぱりめっちゃ可愛い。