2023/12/21 12:41

もういくつ寝るとクリスマスですね。

みなさん準備は万端?プレゼントやパーティー。食事の準備まで…キリスト教じゃ無いのになんでこんなにも盛大なん?

何なら自分の誕生日より盛り上がるやん。なんで。

さすが神やな。全てを巻き込むわーーーと。やや、ぼやきが入りつつ


自分へのクリスマスプレゼントは『時間』にしました。

自分のペースで歩き、好きなタイミングで好きな所に行く。今となってはとても贅沢な時間。

ん?なにそれ?って思う人もいるかもしれないけれど、歳を重ねてくると “自分” 以外の他者との関係や時間が重なり濃くなるわけでー思うがままにーという事がとても難しい時期があるのです。

もちろんその分孤独とは無縁な訳だけど、人間無いものねだりなもので孤独な時は温もりを欲し逆もまた然り。


ささー前置きはさておいて昨日行ってきたのはてインスタでずっと気になっていた松下さちこさんの個展。


大阪の阪神百貨店梅田本店のHello cultureって所で開催されてます。

いつもiPhoneの画面上でしか見れなかったんだけど原画をみて、やっぱり良いなって思いました。

印刷やスクリーン上はそれはそれで綺麗に仕上がるのだけど、綺麗すぎるというか…

綺麗にしてるから当たり前なんだけど。

なんてゆうか…書き込んでる箇所も丁寧に仕上げてる箇所も勢いも『ちゃんとわかる』

この『ちゃんとわかる』ってゆうのがありのままの姿で、原画の持つ力なのかと。だからいつも本物を見たいと思う。


そんな中ずっと気になってたこと。

この方の描くモチーフで宝石がよく出てくるのだけど、アタシはそれがとても好き…というかずっと引っかかってていたんです。

箇所、箇所に出てはくるけど、主役にはならない。でもコンスタントに出てきては主張を重ねてる。

キラッと光って美しいはずの宝石達。こんなに度々出てくるのだから何か言いたいことがあるのだろうと。


ある日のthreadでご本人がその宝石は涙を意味していると語ったものを読みました。

光が強い程影が濃くなる様に全てのものは表裏一体。

個展に並んだ絵を眺め、松下さんの溢れ出ている想いがとてもとても大きいもののような気がしてが止まった様でした。

特に「忘れないでね」ってタイトルの、ぬいぐるみっぽい子に真珠のネックレスが巻きつけられた絵があったのだけど、私なりに想いを巡らせて暫く魅入ってしまっていた。


タイトルでふと思ったんだけど、コレはアタシだけかもしれない話だけれど絵のタイトルって、つけたい時とつけたく無い時があるんだよね。

つけたい時は先テーマが決まっている場合。

つけたく無い時は、紙の上で想いを育ててるといる場合。あと何も考えずに"今"の感情だけで筆を走らせる場合。まぁ似た様なモノなんだけど。

でも表に出す時は何かしらあった方が格好がついたり、みる人もそのスタンスで見てくれるから何とかかんとか絞り出したり、これが近いかな?って後から苦し紛れの言葉を探してタイトルつける事がある。思いつきで描いたヤツとかほとんどそれ笑


京都のdddギャラリーで井筒大介さんの展示会も見てきましたが長くなりそうなんで、これはまた後日。