2024/01/12 02:02
ずーっと気になっていたんだよねテート美術館展。
まだまだやってるから、そのうちそのうち
「焦らない焦らない。ひと休みひと休み( ´ ▽ ` )」って思ってたら今週の日曜日迄やったから、急いで行って来ました。
こーゆー展示会って、そのうちばっかで忘れてて後で後悔する事あるある。そのまま忘れてしまう事もあるあるなんだけども。
そんでほら、今年は有言実行出来る人間になるって決めたから。後回しにしないって決めたから(出来るだけ)
個人的お目当ては、昔旅行で行った瀬戸内の直島って所で見たジェームス・タレルの作品だったんだけど、思った以上に他にも内容の濃い展示会で、めっちゃ面白かった!まじ面白かった!!!
そしてね、何気にびっくりだったのが、最近の展示会って写真オッケーなの。
え?昔って美術館の中で写真とか御法度じゃ無かった?いつの間に?皆んな知ってたん?
もちろん写真も動画もNGの作品もあったんだけど、その差が全然わかんない。
大人の事情ってやつなのかしらね。そうゆう事にしとかないと、変なも妄想癖が始まって作品と全然関係ない事考えちゃうから、そうゆう事にしときます。
ゲルハルト・リヒター《アブストラクト・ぺインティング(726)》
個人的に、ビシビシきた! カッコよ…♡
…で話はそれましたが、展示内容的は時代と共に光の捉え方が変化していく様を追いかけて行くんだけど、それがとても面白くて興味深い。
アタシたちが今、光を光として捉えている事が、実は後々に考えられた(意識しだした)事だったようで。
美術の時間とかでデッサンした人ならわかると思うんだけど陰影は光の当たり具合で変わるからそこを最初に教えられるやん?それが後って言う事は、宗教画とかビシッとした肖像画とかの陰影はどうゆう風に見てたのかが、当時の人の観察眼が個人的に凄く気になる…色って事?
こーゆーの中学か高校の教科書で見た気がする。
そうして光を意識し出した人達は、光を神々しい物として表現しだして、その内に自身の思想などを透過して表現しだす。
19世紀を過ぎて電気が発明されると、光をコントロールしだす。光の次は影を…
って感じの構成で展示されてててその移り変わりが明白で面白い。
オラファー・エリアソン 《星くずの素粒子》
これもーカッコよかったよー♡
影が美しいの!影が!!ミニチュアあったら欲しいぐらい。
どのジャンルでもそうなんだろうと思うんだけど、その時々の時代でだいたい新しい表現を始める人は、出る杭は打たれる方式で、そこに感銘を受ける人も多く時代を切り開いていく。今でこそ表現の自由とか個性とかを尊重することはとても大切な時代になったんだけど、当時はきっとそんな事もなかったんだろうし継承とか伝統とかの部分が大きかったかもしれない。そんな中で自分を貫き通すってかっこいいなーなんて思いました。
そもそもなんで、この展示会に興味が出たのかというと、
今商品撮影の為すこーし写真を勉強してるんだけど、写真て光を計算していかないといけないじゃない?
それも一瞬で。
当たり前なんだけどシャッター押したらその画面が写真として映し出される訳で、それが便利なんだけども。
なんて言うんだろう…今までは資料的な感じでしか思ってなかったの。事実や細部を写し出す機械。
それがある事きっかけに、一枚の写真で前後の物語を連想させる事が出来るんだと心揺さぶられて写真に興味を持ち始めたんです。
でもまーーー奥が深くて深くて…ついてけない。元々機械音痴だった事を思い出したよね。
これは付け焼き刃では話にならないと痛感しました。これ専門外やなって。
でも新しい事を吸収する時はとても面白い。ISOとかまだわかんないけど。
ほんでまだ、カメラ持ってないけど。(!!)
一番知りたいのが、何にストーリーを感じるのか。一瞬の切り取ったその世界に。
絵の場合は、時間をかけて書いていくからその時間の中で、描き手の想いだったりを乗せやすいんだけど、写真家の人はシャッター切るその瞬間にそれも混みでボタン押してるのかしら?それとも偶然の産物なのかしら?
シャッター切った回数全部にそれが入ってるとは思えないし…
この事を考えると似て非なるものだなって、毎回答えが明確にならないまま眠りにつくのです。
最後すごい個人的な話になっちゃけど、とてもオススメ。テート美術館展。1月14日(日)までですけど。あと3日ですけど。
気になってる人いたら行った方がいいよ。全力で背中押します。h
平日の昼間でも、まあまあ人多かったです。